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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

滝川綾「優しいあや先生」(竹書房、監督:安倍雄治)

 日テレジェニック2010にして、保育士という資格も有する滝川綾の最新作。失恋間もない家庭教師の滝川が、担当する男子児童を連れて南の島へ傷心旅行し、触れ合う中で失恋を乗り越えていく…という物語を児童の目線から描いたものだ。
 おそらく児童は小学3〜4年と思われる(※)が、普通は保護者同伴だろ、ていうか家庭教師と教え子の旅行自体あり得んだろというツッコミはさておき。監督の安倍は、これまでモデルを教師役(家庭教師、学校の先生、保健医)に据えた作品を多く手掛けている。いわば得意分野だ。

 個人的に勧めたいチャプターは2つ。

①児童にドリルを解かせている間、寝室でちゃっかり昼寝をする滝川。問題を解き終えた児童は滝川に寄り添うようにして眠ると、夢の中に滝川が出てきてセクシーポーズを取り、誘惑する。どんな妄想たくましいガキだよと笑えてくるが、スカートを脱ぎ黒のパンストに両手をなまめかしく入れていく滝川の仕草は文句なしに色っぽい。

②風呂場のシーン。肩ひもなしビキニ姿の滝川は児童の体を上目遣いでかいがいしく洗った後、自身の胸や尻を手洗い。泡を洗い流した白い肌がうっすら紅色になっていくさまを、カメラはじっくり接写していく。BGMを排した「生音」演出が、臨場感をかき立てている。浴槽内に体を横たえ、少し恥じらいながら胸に水をかける滝川の演技もナイスだ。

 海辺ではしゃぐ青ビキニ姿、ベッド上でのストレッチやお尻へのきわどいマッサージなど、チャプターごとの見どころは豊富。安倍演出の丁寧さが光る。滝川も昔取った杵柄(保育士資格)といおうか、子どもの目線に立った自然な演技をしていた。
 単なるセクシーDVDにとどまらず、幼いころの甘酸っぱい感情を呼び起こさせる内容で、今年のIV界を振り返る上で欠かせない作品である…そう確信している。

(※)映り込んでいる漢字ドリルの内容からそう判断したが、この児童は「失恋」という言葉を知らず、滝川に「それ痛いの?」なんて聞いている。そりゃちょっと演出遊びすぎだろ。