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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

原幹恵「君がすべて」(竹書房、監督:安倍雄治)

 昔と比べれば、年上女性との恋愛において「障害」と感じる局面は減少してきたと思う。とはいえ、男性側からすれば自分よりおとなの女性に誘惑されるなんてのは今も昔もロマンだったりするわけで。
 そこへ原幹恵の新作「君がすべて」。この作品は、年上女性のエロスを伝えることに多くの力を割いてくれている。

 物語は、原演じる家庭教師が、男子生徒とともに南の島へ旅行に行くことから始まる。突飛な導入だが、安倍監督の作品では既に日向泉「Sunny Day」、滝川綾「優しいあや先生」で実践ずみである。
 私が、原のDVDを購入するのは今作で8本目である。かなり長年の付き合いwとなるわけだが、冒頭から原が胸の谷間を見せつけながら「先生と一緒に泊まりでどこか行かない?」「先生ね、年下の男の子だーい好きなんだ…」とほくそ笑む場面に「今作の原は何かが違うぞ」と思わされる。われながら、つくづく単純な男だ。

 今や一線級のグラドルに位置し、女優としても(バーターながら)米倉涼子とドラマで共演するなど一定の地歩を築いている原だが、今回かなり攻めのグラビアを見せているのが印象に残った。
 序盤はまず黄色のビキニでバランスボール遊び、オレンジビキニでサッカーボールをドリブルしながら胸揺らし。この辺はあいさつ代わりのジャブと言ったところである。
 チャプター6ではドット柄の水着でプールサイドに登場。手すりに胸押しつけーの、またがりーの、その姿をローアングルから撮りーの…のシークエンスは見どころ十分。加えてその次のチャプター7では青いドレスを身にまとい、ハッキリと横乳を見せつけていた。

 そういった前段を踏まえたチャプター8こそが、この作品の白眉だと思う。ベッドで眠ってしまっていた男子生徒の横で、ワンピース姿の原が添い寝している。男子が起き上がるところを、原が相手の顔(カメラ)に手を寄せて引き倒す。そこから、彼女のワンマンショーが始まるのだ。
 「先生って呼ばないで…きょうは、お姉さんに甘えていいんだよ……」
 吐息をかけるような原のセリフ、その後にしっとりとしたカメラキスをするのがひたすらに悩ましい。それにとどまらず、原は実に3分半の時間をかけてワンピースを脱ぐ。その間カメラ目線を切らさず、まるで相手の少年をじらすように。
 白のビキニ(胸の中央がばっくり開いている)姿になった原は、色っぽく両ひざを立てながらこうささやく。「照れてるの? かわいい…」
 この時点で、作品の評価は定まったと言っていいだろう。この後は、胸の谷間に青筋を立てながらベッドを転がる原の姿が拝める。彼女の胸や尻を追うカメラの動きが、そのままうぶな少年の目線をそのまま表現しているようで良い。
 決して原のポージングは性的な意味合いを持つわけではないが、このチャプターの最後が振るっている。原が気だるそうに「ねえ、最後にもう1回海に行かない?」と問いかけるくだりで、まぎれもなく視聴者は、先ほど展開されていたのがセックスだったと実感するはずだ。

 ほしのあきが結婚・妊娠、小倉優子安めぐみもゴールインを迎え、グラビア界は大きく様変わりしつつある。その中にあって、今作での原の体当たりの演技はグラドル勢力の世代交代を印象付けたかもしれない。それほどの内容だった。
 原はまだ24歳。今作をバネに、もっと踏み込んだグラビアに挑んで、秋元グループ旋風の中でも「グラドルここにあり!」をアピールしてほしいものである。