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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

戸田れい「欲望の対象」(イーネット・フロンティア、監督:上村知之)

 「願望図鑑」のタッグ再び―しかし、わずか半年しか間が空いてないうちでのリリースは、正直時期尚早ではないかと私は不安に感じていた。個人的な感想として、その危惧は少なからず当たっていたように思う。あれほどの衝撃作を超すインパクトを出すには、なかなか制作側もモデルもモチベーションがきつかったのではないか。

 戸田の繰り出す個々のプレーにも、こちらとしては不満があった。アイス舐めは舌の動きがやや鈍かったし、せっかく戸田がM字開脚しているのに、カメラの接写が若干甘いように感じた。裏ジャケのコピーにあった女性警官の衣装でのシーンがほとんど映っていない(携帯電話で会話している1シーンだけ)のも、気にかかった。そうそう、前作で大活躍していたスパンキングが今回なかったよ。

 前作を凌駕していたのは、そのストーリーの濃密さであろう。その点は、だてに「願望図鑑」の続編と銘打ったわけでないと分かる。
 序盤で戸田に近づいて深い仲となった男性が真相を明かすクライマックス。彼女へ放つ冷酷な一言は、単なる視聴者の私でさえ傷つくものだった。そのセリフに、「欲望の対象」という作品のエッセンスが凝縮されていたといっても過言ではない。
 ラストの「本番」と称して男どもに後背位で犯される戸田の演技は鬼気迫るものがあったが、背中しか見せていないのは残念だ。

 ちなみに2作目は菜月理子を撮っているこのシリーズの題名、「欲望のあいまいな対象」が元ネタなのだろうか。