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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

池田裕子「誰よりも好き」(竹書房、監督:加納典譲)

 今やアイドルの生き残りに必要な要素の一つ「キャラ」。
 このほど処女作DVDを発表した池田裕子は、いわゆるアニメヲタク・腐女子キャラを掲げているらしい。この手のキャラは、売れっ子となった吉木りさが有名なところだが、DVD発売記念のインタビューを読むだに、池田の方がキャラが濃厚である。

 ウォーカープラスのインタビュー記事

 何というか、言葉使い一つ一つに強烈な「臭い」を発しているのが分かるだろうか。「弊害」という言葉選びとか、理想の男性に「ベルばら」のアンドレを挙げておいて「この一言で私の理想が富士よりも高いということがお分かりいただけたのではないでしょうか(笑)」などという挑発的な言動とかに「異世界の住人」臭をそこはかとなく感じるのである。
 どこまでが彼女の素かは知りようもないが、若手時代からこうした強固なキャラ作りを施していることは、将来の大きな財産となるであろう。

 処女作「誰よりも好き」では序盤から猛アピール。定番の飴舐めだが、上目使いのカメラ目線でキッチリと舌裏まで駆使してみせる。高速ピストンを見せた平塚奈菜は別格として、1stから舌裏を使う新人も結構まれである。
 黄色ビキニで海辺をはしゃぎ回る正統派のチャプターもあるが、お勧めしたいのは黒ハイレグ水着のシーン。露出の高い水着を着ると、なかなか大胆なポーズは取りづらくなるもの。新人ならなおさらである。しかし池田は下から迫り来るカメラに臆することなく、次々と広角度の開脚や四つん這いを決めてみせる。見返りの表情を挑発的につくっているのもいい。
 花柄ビキニでのマッサージでは、恋人の手がいやらしいタッチで胸を触って来るのをいったんたしなめるが、「…でも気持ちいいからいいか」と受け入れ、なすがままになるというくだりも男のスケベ心をそそるものがある。ブラジャー外しのシーンも複数あり、鎌田紘子をほうふつとさせる思い切りの良さを感じさせた。

 注文があるとすれば、中途半端な演出が多いこと。寝ている池田の口に黄色の棒アイスを押しつけるシーンがあるが、起こされた池田にそのアイスをしゃぶらせるのかと思いきや全くアイスが再登場せず。
 またメガネ家庭教師のチャプでは、生徒の少年が池田の後ろ姿にムラムラ来て押し倒すのだが、このくだりも彼女が「コラ、少年!」と注意した時点で即終了…まあその後池田がなぜかプールサイドで服を脱ぎだすのだが、ちぐはぐな演出が散見されたのが不満だった。

 あと加納は最近よくモデルにヨガをやらせるシーンを仕込んでいるが、やらせるのはいいとして高く掲げた尻や開脚した股間を接写で追わない傾向にあり、それは池田の作品でもそうであった。それはいかがなものかと問わせていただきたい。