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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

上野まな「Discovery」(イーネット・フロンティア、監督:嶋公浩)

 大河主演女優、上野樹里がハイティーン(死語)のころグラビアアイドルだったのは知る人ぞ知る話だろう。上野自身は当時のことを語ることはほとんどないだろうが、まさか自分の姉が後追いで水着グラビアをやりだすとはついぞ思っていなかったのではなかろうか。いや、知らんけど。
 今回紹介するのは、シンガー・ソングライター…という肩書より上野樹里の姉」というのがしっくりくるであろう上野まなの処女作DVDである。

 大河ドラマ「江」終了後、仕事をセーブしたかのように見える妹の穴を埋めるように、姉・まなはメディア露出を始めた(ように見える)。1983年1月生まれの29歳。wikipediaをざっと読むと、妹が「のだめ」で大ブレークする2006年からインディーズ歌手の活動を始めたらしい。
 地道に音楽活動をやっていたらしい彼女が、「ロンドンハーツ」などバラエティーでよく見る顔になったのは今年に入ってから。トントン拍子で?今回のDVDリリースと相成った。

 いくら眞鍋かをり小倉優子を輩出した芸能事務所アヴィラ所属で、バラエティーで名を売ったとはいえ、現役(?)のミュージシャンがIVを出すのはレアケースと言ってよいだろう。皆無というわけではない。沢田聖子(×松田聖子もビキニで波打ち際を疾走するイメージビデオをリリースしていたようだし。
 そんなこんなで、作品を購入した私の興味は「果たして上野がどれだけ現代IVの表現領域に迫れるか」という一点にあった。

 見終わった感想を率直に書くと、まあもっとしょうもない出来を想像していたので、それを上回ったかな…という感じ。書いていてどうにも微妙だな。
 お勧めの場面を挙げるなら、紺のビキニでのマッサージ一択だろう。あおむけの上野に対し、マッサージ師が指先を駆使して彼女の小ぶりなバストを小刻みに揺らしてみせる。胸責めは結局そこそこで、お次は正常位で責めるように上野の細い肩をガッツンガッツンと押さえつける。
 マッサージシーンのハイライトといえるのが尻マッサージ。両の親指や掌底を使って尻山をグリグリ波打たせるさまは、かなり見応えがあった。カメラワークも、足側や胴体側から360度にわたる感じで接写するなど、多岐に富んでいて飽きさせなかった。

 嶋監督の伝家の宝刀といえるマッサージシーンはあったが、それ以外で見どころはと言うと…正直、消化試合の印象のが強いであろう。
 何しろ嶋の欠点と言える「引き撮り」「角度のないポージング」が目白押しであった。股間接写は全くないわけではないが、突っ立っているところを映しました的な撮り方で、色気とは遠い。ラストチャプターのカラフルなハイレグビキニでは、階段の手すりに手をついて尻を突き出し、かなりエロいポーズをしていたはずなのだがカメラワークが鈍く、尻を見切れの状態で撮るありさまだった。
 唯一の救いは、モデルの上野が気取ることなく接写、ポージングの要求に応えていたことか。体格は細身で腹筋が割れており、広い肩幅でムチムチという妹の体格とはかなり違うが、アップの笑顔は姉妹でかなり似ている。その辺にいわゆる「代償行為」を求める男性も少なくはないだろう。

 そんなわけで、私は上野まなの次回作には大いに期待するものである(なんのこっちゃ)。