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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

大貫彩香「さっちょと一緒」(I―ONE、中北直)

 話題を呼んだ処女作から、実に1年4カ月ぶりとなる大貫の2ndIV。一時は学業に専念するだの何だのと聞いていたが。
 久しぶりに見た彼女の顔は、気持ち目がパッチリしたような気がする。以前はもっと眠そうな感じだったが。

 それはともかく、20歳を過ぎて初めて出したセカンドの出来である。監督は処女作と同じく中北が担当。この作品の最も見どころと言えば、薄緑ビキニでのマッサージであろう。
 一通りストレッチに取り組んで心地よい汗をかいた大貫は、彼氏にマッサージを頼む。彼はあお向けの大貫の太ももの付け根をじっくりと親指の先で愛撫し始める。

 序盤こそ大貫は、「くすぐったいよ…」と笑いながら彼の手をどけようとする。カップルならではのふざけ合いといったほほ笑ましい(?)やりとりだ。


(チャプター8)

 しかしやがて、カメラは様子の一変した大貫をベッドの側面からとらえる。あれほどはしゃいでいた姿は消えてなくなり、両脇をさらして枕をつかみ彼の指使いになすがままとなって悩ましい鼻息を立てるのであった。


(チャプター8)

 この手の演出は、昔の2時間ドラマやVシネでよく見かけた気がする。刹那的な雰囲気を漂わせるカップルが、ふざけ合うやりとりを交わしていたかと思えば直後のシーンで貪(むさぼ)るようなセックスに耽(ふけ)っていた…みたいなね。個人的には非常に好みのシーンです。
 また尻マッサージをされるくだりでは、彼氏のやや激しい手つきに大貫が反応するように腰を左右に動かしている。ラストもセックスのフィニッシュを思わせる演出で、このチャプターだけでも銭を払う価値があろう。


(チャプター8)

 ただし一方で、注文を付けざるを得ないチャプもある。中北的に鬼門(と思うのはオレだけ?)となっている飴舐めのチャプだ。
 今作については、大貫がポップ飴を舐める前から嘆息をつくことになった。キッチンの道具入れを背にして座っているんだもの。


(チャプター4)

 これでは飴舐めしながら四つん這いの体勢を取ったとしても、カメラが後ろに回って突き出した尻を接写できない。見る側の堪能の選択肢を奪ってしまっている。
 机の上で四つん這いのアイス舐めをさせ、なおかつキッチリと尻を凝視するように接写した安西玲奈「Milky Glamour」とははっきり言って雲泥の差があった。付け加えれば大貫の舌使いはまだ甘く、舌の裏まで駆使しきれていなかったと思う。

 ラスト前の変形黒水着でのベッドシーンは、四つん這いの開脚股間を接写するところまではいつもの中北パターンだったものの、(よし、ここから大貫があお向けになってM字股間の接写だな…)と構えていたら、早々にチャプターが終了した。
 あお向けシーンをもともと撮らなかったのかカットしたのかは知る由もないが、ベッドシーンを一つの見せ場にするのが定番の中北作品がこれではいただけない。腹をくくってIV界に復帰したなら、大貫にはもう少しセクシーの表現力に幅を持たせていただきたいと注文をつけさせていただく。願わくは他監督での3作目を期待したい。