DVDパッケージに「アスリート美ボディ」と書かれた佐野マリアの1st作品。監督は上村知之。少し前にレースクイーン界からグラドルに転身して活動していた佐野真彩と名前がかぶる。事務所は少し考えても良かったのではw
タイトルに「Debut!」とあるが、厳密には佐野は再デビューである。公式にアナウンスはされていないので以前の芸名は伏せるが、佐野は2014年から15年にかけて3本ほどDVDをリリースした経験を持つ。今回の「Debut!」をリリースする数カ月前に佐野は『SPA!』の「グラビアン魂」で一足先に雑誌グラビアを載せているが、選者のみうらじゅんとリリー・フランキーは記事中で以前佐野が出したDVDを鑑賞している。
ともかく3年ぶりのDVDと相成った佐野。ブランク前は丸顔で、体つきも丸みを帯びていた印象があった。それが今作ではパッケージを見ての通り、シャープで洗練されたスタイルに変貌(へんぼう)している。
良かった場面をピックアップすると、まず第2チャプター。ここでは首を覆うノースリーブ、ハイレグというデザインの独特な水着を佐野は着用している。
↑を見て、いかがであろうか。まあこれを着こなすには相当スタイルが良くないとムリっすね。これが似合う佐野がまずスゴい。海外じゃなしに、日本の市民プールでこんな水着の女性がボディークリーム塗っていたらザワつきますわw
この作品で秘書役を演じている佐野は、社長のたってのお願いで自分にクリームを塗らせる。その場面がこちら。
今年デビュー組の緒方咲も長身でM字開脚を得意としていますが、佐野のM字も壮観ですね。ひざ下が長いので、これぞ「M」の字という感じがします。
エロ社長の手に太ももの付け根を揉まれる佐野に、カメラは股間へズーム。腹の部分の光沢がいいコントラストになって、股間部分の素材の質感を際立たせています。
そしてカメラは再び引きの構図になって、佐野も右足のみのM字に移行。ここで見せる彼女の表情がいい。さげすんだような視線を向け、見る者の背徳感をかき立てます。作中では、随所にこうした佐野の表情が見られます。基本的に笑顔は少なめですね。
そんでエロ社長の愛撫は、後ろ向きになった佐野の尻へと伸びます。
どうでしょう。このハイレグ水着の後ろはこんな感じだという初歩的なことにまず驚きますねwTバックとは行かないまでも、尻の露出が多くて佐野の白肌ぶりが目立ちます。またここで、カメラに顔を向けたときの佐野の視線が冷たくていいですね。
そしてカメラは、エロ社長に触られてゆっくり上下する佐野の尻にズーム。うーむ、何かおにぎりみてーだwこの第2チャプターでは、柱に開脚股間を近づけて上下運動も披露しています。
ここからは駆け足になりますが、ホテルの部屋で社長と酒を交わすていの第5チャプター。ここで佐野は氷舐めや、ガラステーブルに紫下着の胸をうつ伏せに押しつけ下からカメラを撮らせるなどした後、あっと驚くポーズを披露します。これがこちら。↓
いやあ、カメラが切り替わったらいきなりこの体勢だったもんでこちらがビックリしましたwポイントの一つ目は、両手で太ももを持っているところ。羞恥(しゅうち)プレーの一種ですよね。「ほらもっと開けよ」と命じられているような。佐野の表情が前述のようにこわばっているのも見逃せません。
両手ロックつきのM字股間へ、上村作品定番の羽根が2本やってきます。このくすぐりにこらえ切れず、佐野は股間を小刻みに上下運動させます。しかし改めて見ると、股間付け根の両サイドもさることながら、尻の食い込みぶりがすごいですね。逆に心配になって、2本の羽根に「隠せ隠せ」と言いたくなりますw
最後のキャプはベッドを舞台とした第6チャプター。エロ社長に足の裏をくすぐられ、悶絶する佐野の姿をさまざまなカメラワークで追います。
まずは四つん這いで腰を細かく上下運動。ここでのお尻ショットは第2チャプターのハイレグお尻とは違った印象を与えます。こちらは特技のバレーボールで鍛えたお尻、という感じがしますね。
そしてカメラは佐野の上半身を下からとらえます。下乳のはみ出た93cmバストの揺れより、きれいな腹筋の方が見る側の興味を引きました。
そしてあお向けの体勢。これは画像では分かりづらいですが、「くっ…」と笑い交じりに悶絶しながらのⅯ字股間上下運動は、動画で見ると迫力十分です。佐野の切らす息とあいまって、疑似背面座位を見ているかのような趣きがあります。ぜひ実際に作品を購入して、ごらんになってください。
まあ不満もあります。第5チャプターでは、上村作品定番の瓶舐めがなかったこと(瓶のボトルネックを愛撫する演技はあり)や、洗車の後に車内で飴を舐めたりエロいポーズをしたりするチャプター自体がなかったことは残念でした。
ただまあ表情とかポージングとか、グラビア演技全般はそつなくこなしていて穴がない感じだったので、そこら辺は「再デビュー組」の地力を感じました。個人的には、伊藤えみみたいな、派手さはなくともキッチリ仕事をこなして良作を連発する職人路線を期待したい。2ndDVDを早く出していただいて、その飛躍ぶりを見たいと思います。