元東北放送(宮城県・TBS系列)アナウンサーから転向した異色のグラビアアイドル、「うすしお」こと薄井しお里のセカンドDVDを紹介する。監督はチュンペイ。
裏パッケージには「満を持しての本格デビュー作品!!」とある。何をもって本格というのかはよく分からないがw「内容がファーストと一味も二味も違うぜ」とアピールしたいのだろうか。
ここで少し薄井について紹介。つってもwikipediaの受け売りだが。薄井は大学時代の2011年、東日本大震災を契機にアナウンサーを志したという。なるほど、だから東北放送に入社したのか。
同期は袴田彩会。かのミスFLASH2012で、今年結婚した葉加瀬マイの妹だ。同期の姉さんとグラドルつながりになるのね。
薄井はもともとグラドルになりたい願望があったらしい。佐藤江梨子やMEGUMIにあこがれていたとか。なぜかその2人の名前が出て、同じ「イエローキャブ三人娘」の出世頭である小池栄子の名前が出ないのか理由は定かでない。
そしてグラドル転向を思い立った薄井が所属した事務所がリップ。森咲智美や橋本梨菜が所属する大型プロダクションである。あの森咲が先輩なので、こちらは「本格デビュー作品」とやらでどれだけ薄井がやれるのか期待を抱いたが、内容は果たして。
作品の舞台は沖縄。薄井はアナウンサーとして、ハブが出現した現場をルポするという導入。ここで彼女はちょっとした小芝居をするが、気になる人は現物を買って確認をどうぞw
ロケが終わり、恋人宅でくつろぐ薄井。ここでグラビアDVDの世界において、かなり異色の演出がなされる。
薄井は「仕事のときは、これ外しているから…」とカバンからおもむろにピンクの下着を取り出し、その場で履くのであった。なんでも薄井は、司会業とかお堅い仕事も含めて、仕事ではパンツを履かないらしい。薄井自身はその状態を「ノーパンティー」と称している。どうでもいいわw
「ノーパンティー」のエピソード自体は「有吉反省会」(日本系)でも披露されたので、知っている向きは多いだろう。しかしこれをDVDに盛り込むのは、ちょっと意表を突かれたかな。「実際もカバンに入れているのだろうか、んなわけないか」というこちら側の戸惑いもあり、このセクシー演出はつかみとして成功しているといえよう。
衣服を脱ぎ捨てピンクの下着上下となった薄井は、ソファの上でポージングを始める。ここでわりとじっくり胸、尻、股間を接写。ややローアングルから接写した尻は、その白さが印象的だ。股間接写は開脚の角度がやや狭いが、ベテラン監督チュンペイのカメラワークで補われている。
初っ端の第2チャプター(第1チャプターはサンプル動画に使用されたダイジェスト)で「ノーパンティー」という自身のキャラを生かしたピンク下着のグラビアを見せた薄井。上々の滑り出しに思えたが…。
第3チャプターは海。茶色のビキニに身を包んだ薄井は四つん這いで歩き始める。この内容がいただけなかった。
先ほどはピンク下着の股間をとらえるチュンペイのカメラワークを褒めたが、今度はハッキリ言ってよくない。四つん這いでトコトコ歩く薄井の尻に、カメラは複数回接写をしているのだが、尻を斜めから撮っているんだよな。きっちりと後ろに回って、正面から尻をとらえてほしかった。
実は本作品「恋愛予報」で、薄井が四つん這いを披露しているのはこのチャプターくらいなのである。私は四つん這いの演技をグラドルの基礎中の基礎だと思っているが「本格デビュー作品」と銘打っておいてこれは…と落胆せざるを得なかった。
またグラビアDVD定番の演技の一つである「アイス舐め、飴舐め」だが、薄井は本作品ではチャレンジしていない。代わりに第6チャプターでフルーツを食している。
薄暗い寝室で赤い下着。なかなかエロいシチュエーションだがw、ベッドサイドにある果物類にバナナなどはなし。残念な設定だが、わりとそこから薄井は頑張っていたと思う。
サクランボなどを食した薄井は、左腕に付着した果汁を直に舐め始める。果物を食したときは活躍しなかった舌が、ここで出てきたのは評価したい。挑むような目線をカメラに向けた際は、舌先に力を入れて果汁を舐め上げているのが分かる。
手のひらを舐めるときは舌の裏を駆使。最後の親指は、カメラ目線で音を立てて吸っている。親指以外の指を折り曲げた手つきもなかなかエロいw 最初期待していなかった分、薄井の「お口の演技」は上々の出来に思えた。その分「何でアイスや飴にそれをやってくれんかね」といううらみが残った。
あと「恋愛予報」の最大の見どころは、ラストの第10チャプターでのマッサージであろう。これはサンプル画像でも見られるが、何と言っても黒下着での高速尻揺らしが白眉である。黒下着なのに白眉とはこれいかにw
オイルで光る薄井の白い尻が、彼氏役の野卑な手つきによってブルブルと高速で揺らされる。波打つ尻を接写でとらえたさまは壮観だ。
マッサージに定評があるチュンペイ作品でも、尻の高速揺らしは100%行われるわけでなく、モデルによっては回避される。その中で、お堅い女性アナウンサー職から転向した身で高速尻揺らしを受けたという点では、確かに薄井は「本格デビュー作品」に恥じない意欲的な演技に挑んだと思う。
マッサージはあお向けの太もも揉み、そして胸揉みへ移行。太もも揉みは、たいていの作品だとパンツのラインに沿った付け根も揉まれるのだが、今回の薄井は明らかに遠慮した手つきで付け根部分を回避していた。
そして胸揉み。ひょっとして尻同様、高速で胸を揺らす演出があるかと期待したが、こちらはなかった。しかし比較的長時間にわたり入念に胸を揉みほぐしていて見応えがあり、また薄井も目をつぶり、首筋をぐいっとそらして愛撫を受け入れる様が堂に入っていた。ラストチャプターにふさわしい内容だったと言える。
ただトータルで言えば課題が多く、不満の残る出来であった。四つん這いの少なさもそうだが、プールが舞台の第8チャプター。
せっかく白のハイレグを着ているのに、手すりを使った演技が甘い。先輩の森咲なら手すりにまたがって股間を押し当てているシーンで、横座りしてお茶を濁していたからな。先輩に恵まれた環境にいて、かつ薄井本人もセクシー演技の伸びしろがあるのだから、ぜひとも次回作では2倍も3倍も精進し、グラドルとして成長した姿をみせてほしいところである。