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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

市橋直歩「好きになっても良いですか?」(I―ONE、監督:安倍雄治)

 今回紹介するのは弱冠20歳のルーキー・市橋である。
 昨年の11月に上村知之のメガホンにより1stDVD「なおほ」をリリース。文学少女然とした清楚なルックスの一方で、豊満な尻を強調するグラビアを披露し、鮮烈なデビューを飾った。昨年の個人的ランキングで「なおほ」は21位を記録し、新人選手の最高位となっている。

 とはいえ新人グラドルを評価するのは、非常に難しい。なかなか演技の仕方の勝手も分からないため、たとえ1st作品では監督に恵まれて良い作品をリリースしたとしても、次回作で監督が変わればグダグダな作品になることなど、この世界では決して珍しい話ではないからである。
 それゆえ、新人グラドルにとっては2本目のIVこそが正念場と言って差し支えないのだ。ちょうどスポーツの世界で「2年目のジンクス」という言葉がまかり通っているように。

 果たして、市橋は2ndDVD「好きになっても良いですか?」をリリースした。一抹の不安要素としては、髪の色を前作より明るい茶色にしたことで、「清楚さがダウンしたなあ…」と少し落胆した。監督は上村から安倍にバトンタッチしている。良監督同士とはいえ、質がキープされているか不安なものだ…が、市橋自身はそんな私の思いを杞憂だと証明するかのように思い切ったグラビアプレーを次々とこなしていった。

 港の堤防で、カメラに向かって駆けてきた市橋が「好きになっていいですか?」と題名通りのセリフを告げて始まった本作品。冒頭チャプのピンクビキニでいきなりかましてみせる。海辺で臆せずM字開脚し、太ももに乳液を塗り塗り。ローアングルの接写の中、尻にスキンを塗りながら甘え声で「どう、塗れてる?」と市橋はささやく。
 やがて波の中へ進み、「もっと奥へ行こう」と笑う彼女の姿を見て、この作品の成功を予感したというのは果たして過言であろうか。そう思えたほど、彼女の演技は堂々としていた。水中でのビキニの食い込み直し、水際での四つん這い接写には風格を感じたものである。

 作品中の白眉と言えば、風呂場のチャプターであろう。
 恋人と湯船に漬かって水のかけあいっこをしていたベージュビキニ姿の市橋が、甲高い声で「背中洗って」とねだる。この後が出色だ。
 恋人の手は背中から脇を通って、市橋の小ぶりなバストへ伸びる。この手つきはかなり本格的で、撫でるにとどまらず指先に力を込めてガッツリと力を入れて揉み立てる。「後ろから手を回してモデルのバストを愛撫する」という演出は今や珍しくないが、ここまでつかみ方がハードなケースは、寡聞にして知らない。しかし市橋は「ヒャッ…違うよ…」と申し立てながらも、彼の愛撫を受け入れていく。
 しかし彼の責めは収まらない。ちゃんと背中を洗ってほしいと言わんばかりに市橋は湯船で立ち上がるが、彼の手は市橋の87センチの尻を洗い始める。市橋は笑って戸惑いながらも浴槽のへりに手をつき、「ちがぁうよう」と逆にそそるようなニュアンスのレスポンスをしてくる。敏感に感じたかのようにクン!とあごを上げる仕草もいい。
 なんだかんだで延々と恋人の愛撫になすがままとなり、「もういいよぅ」と答えた後にもう一展開。浴槽のへりに腰掛け、片足M字開脚状態となって視聴者に見せつけるように悩ましい手つきで太もも洗いをするのだ。狙い澄ましたように股間を接写されているにも関わらず、意味深長な笑みを浮かべる市橋にプロ根性を感じずにいられなかった次第だ。

 あと作中で実感したのは、市橋の下半身のスタイルの良さである。
 素朴な丸顔からは想像しがたい165センチの長身、すらりと伸びた足はIVにおいて得難いアドバンテージだ。その特長は、ハイレグ競泳水着のチャプなどで特に感じることができる。
 さらに露出面でも大物ぶりを発揮。屋内ベッドのチャプターでは、青色ドレスの下に股間と尻を丸くくり抜いた網ストッキングを着用し、四つん這いポーズなどを決めてみせた。こんな変態的なデザインのストッキング、IV界では戸田れい山口沙紀尾崎ナナといったベテランが着用してきたことがあるこそすれ、市橋のような若手がチャレンジするのは異例である。

 見終えてみれば、こちらが勝手に設定した「2作目のジンクス」などどこ吹く風と言ったような快刀乱麻ぶりであった。これで今後、伊藤えみ平塚奈菜のような口技、戸田れいのようなしごき技を習得すればあっという間にIV界をしょって立つ存在になろう。
 今作、口技に関して言えばブドウを食するシーンでもっと冒険してほしかったところではあるが、ブドウを口にする際の目線の使い方はなかなか堂に入っていて、今後を楽しみにさせた。一グラビアファンとして、市橋の成長を見守っていきたいものである。


※2月23日、一部加筆。