去年、エアコンで上村が中川杏奈を撮った作品（「アンナの日記」）とタイトルがどうにもかぶるな…閑話休題。
それなりの数のＩＶは見てきたつもりだけど、超能力が出て来る内容の作品は初めてお目にかかった。「ＳＰＥＣ」かよ。つってもカメラ視点の男子が操るその能力ってのが、家庭教師役の杉原のＹシャツのボタンを飛ばすとか、ボディコンワンピを念力で脱がさせるというやつなんだが。ほかに使い道なさすぎだろ。いやそれで十分なのか。
一番良かったのは風呂場のシーンだ。エンジ色の眼帯ビキニ姿で、いつもの年がいもない（失礼）かわいいキャラが一転してしっとりとカメラにキス。そして長い指を駆使しながら胸洗い。足洗いで開脚した股間に、カメラが半回転しながらズームするなど凝った撮り方で迫るのが引きつけられた。男子生徒の頭を洗うシーンは、ローアングルからおなじみ８９センチバストを接写してみせる。裏パケにあった浴槽のへりにまたがる場面が本編でなかったのは、まことに残念だが。
藍色下着のシーンではこれまた長い舌をくねらせてポップ飴を比較的長時間舐めるのだが、表情がカメラをニコニコ直視しすぎなのとポーズが座り姿で一貫しているのが不満。もっと首を傾けるとか挑発的な視線を投げかけるとか、もう少しエロ路線に舵（かじ）を切ってほしかった次第である。
それにしても杉原は売れている。今年に入ってから、ＴＢＳ「ランク王国」のＤＶＤランキングは３作連続１位を記録。今作も続けば４作連続だ。ちと総括には早い時期だが、杉原にとってまさに２０１２年は飛躍の年だったと言えよう。
