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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

大会1回戦の見どころ&8強進出者予想(優勝者予想を追記)

 ツイッターで既報の通り、第2回IVセンバツのトーナメント抽選会はつつがなく終了しました。
 今回は改めて1回戦の全8試合の組み合わせを紹介し、その上で各試合の見どころを解説したいと思います。

●Aブロック第1試合
柏木美里×山口沙紀

 記念すべき開幕戦から、注目のカードが切られました。2011年個人的IVランキングで5位を取った山口、昨年の同ランキングで準優勝となった柏木という実力者同士が矛先を交えます。実はデビュー年が同じ2007年(年齢は柏木が2歳上)という因縁もあります。
 戦前の評価としては、やや柏木の優勢と言えましょうか。出世作となった「放送禁止」(安倍雄治監督)を皮切りに「密会」「逢瀬」と上村知之監督の連作をも擁しています。ポージングのうまさや接写の大胆さなどあわせ持った典型的なオールラウンド選手であり、トーナメントに強いタイプといえます。
 一方の山口としては、ポーズの大胆さよりも表情やあえぎ声などでエロスを醸し出すのを得意とした選手。何と言ってもグラドルとしての飛躍をつくった問題作「願望図鑑(上村監督)」という武器を持っているのが心強いでしょう。臨場感ある演技を畳み掛けて、試合の主導権を握りたいところです。

●同第2試合
橋本マナミ×多田あさみ

 キャリア的にはベテラン対中堅の顔合わせとなりましたが、ここ1年の活動の激動ぶりでは両者とも共通したものがあります。
 「国民的美少女コンテスト」出身の橋本は、もともと「橋本愛実」として活動していたものの、昨年所属事務所を移籍し改名。これを転機として昨年秋から本格的にグラビア活動を再開、IVでも上村監督によるバストを強調した作品を連発し、健在ぶりをアピールしました。
 一方の多田、こちらも若手時代に「日本グラビア大賞新人賞」を獲得するなど順風満帆に見えましたが、こちらも昨年、デビューから在籍した所属事務所を離脱。ようやく森下悠里戸田れいらの所属する「アッシュ」に加入したものの、新作IVからは1年ほどリリースが遠ざかっています(今年4月、あの「願望図鑑」をリリース予定)。
 戦前の評価としては、第一線グラドルとして活動した期間の長い多田がやや有利とみています。復帰後、成熟したエロスあふれるグラビアを披露している橋本の盛り返しに期待したいところですが…。昨年の個人的IVランキングでは多田21位、橋本23位と拮抗(きっこう)しています。

●同第3試合
秦瑞穂×浅倉結希

 秦はIV選手権の経験あり、浅倉は春夏通じての初出場ですが、下馬評となるとかなりの浅倉有利と言わざるを得ません。
 浅倉はデビュー作から上村監督のメガホンを経験してグラビアスキルを身につけてきた上、2010年日テレジェニックを受賞した際に「変態仮面」とあだ名されたなどエロに対する冒険心を兼ね備えています。IVに関しても自ら積極的に企画提案するなど、そのグラビア攻撃力は大会でも屈指と言えましょう。
 秦は浅倉よりもキャリア的に先輩となり、こちらは安倍監督とのタッグで10歳代から良作IVをリリースしてはきましたが、いかんせん若い時代の作品ゆえに大会を勝ち抜けるほどのセクシーさがあるかは未知数なところです。

●同第4試合
谷桃子×太田千晶

 これも個人的に楽しみなカードです。谷は夏春連続出場。昨夏は1回戦敗退ながら、優勝者の鈴木ふみ奈を延長戦にもつれるまで苦しめたたたかいは記憶に新しいところです。今大会は名前通りの桃尻とバラエティーとのギャップを生かしたセクシーで優勝候補の一角に名乗りを上げています。
 一方の太田、ブランクを経てのグラビア界復帰から早いもので2年が経過しました。目力の強さは健在であるとともに、接写に強くなるなどセクシー表現力には磨きをかけており、個人的IVランキングは2年連続ベスト30入りを果たしました(2011年9位、12年27位)。IVセンバツは2年連続、悲願の初勝利をめざします。
 戦前の評価ですが、どちらも接戦を得意とするタイプだけに難しいところがあります。強いて言えば、接写と演技の大胆さで上回る谷がわずかに有利といったところでしょうか。

●Bブロック第1試合
佐山彩香×西田麻衣

 さてBブロックの解説に移ります。第1試合はベテランの西田に若手の佐山がぶち当たる、非常にテーマのはっきりした対戦と言えましょう。
 佐山は何と言っても出場者中最年少、高校卒業して1年足らずです。しかしデビュー以降は年齢相応のキュートなIVを出してきた印象ですが、昨年秋にリリースした「好きがとまらない」(加納典譲監督)では見事におとなのセクシーへ脱皮を果たしました。この余勢を駆ってジャイアント・キリングを達成したいところです。
 西田は「IV甲子園」開催当初から4季連続出場を達成。昨年は春夏連続ベスト8進出をしており、今大会出場者中最も豊富な経験を有していると言えます。「ドロリッチ」CM出演や写真集発売などIV以外の活動も充実しています。
 下馬評としてはやはり西田が大きく優位、佐山は今月発売する新作IVの出来次第で押し戻すことができるか注目です。
 

●同第2試合
葉加瀬マイ×原幹恵

 キャリアは10年を誇る原に1年の葉加瀬、しかし年齢は葉加瀬が1歳上とアンバランスさのあふれる対戦となりました。
 「ミスFLASH2012」の葉加瀬は、長身・美形・巨乳というスペックを生かしてデビューIVから華々しく活躍。研究熱心さからくるセクシーの表現力も新人の枠を超えており、昨年の個人的IVランキングでは第10位にランクインしました。
 原は西田麻衣と同じく、「IV甲子園」開始から4季連続出場の偉業を達成。しかしながら2季連続して初戦敗退が続いており、今大会は正念場といえます。94センチの豊かなバストは出場者中最大をマークしており、このボディーをグラビアの安定感につなげれば波に乗れるかと思いますが…。
 戦前の評価については、デビューから一定の良作をたたき出している葉加瀬が一歩リードとみています。

●同第3試合
鎌田紘子×丸高愛実

 選手名鑑上の評価で言えば、「SLAM DUNK」のような「Aランク対Cランク」の対戦。しかし実際の下馬評として考えれば、非常に予想しづらい対戦なのがこのカードです。
 鎌田は昨年の個人的IVランキング優勝者。ポージング、接写の大胆さ、エロ演技の多彩さを考慮すれば間違いなくグラドルの中でもトップクラスといえますが、評価されたのは「ぼくのともだち」「きみのために」の2作品だけに、残り2本の評価次第でトーナメントを勝ち抜けるかかなり影響があると思います。
 一方の丸高は、昨年の個人的IVランキング29位。取り立てて抜きん出たグラビア能力は乏しいものの、持ち前の濃厚なルックスが醸し出すセクシーで平均点以上のIVを世に送り出してきました。担当監督も安倍、嶋、川嶋、ノムラと多彩で大崩れしない地力があります。
 試合の行方ですが、鎌田有利。鎌田が勝つなら大勝、丸高が勝つなら競り勝ちといったイメージですが、果たしてどうなるか。

●同第4試合
山咲まりな×森下悠里

 1回戦締めくくりの対戦は、これぞ「事実上の決勝戦」と言うにふさわしい好カードが組まれました。
 山咲は夏春連続出場。デビュー4年目と比較的浅いキャリアながら特徴的なボディー、濃厚な表現力を有したグラビアで頭角を現してきました。昨夏は1回戦で伊藤えみに惜敗するも、秋の「1対1予選」でリベンジ。この勢いから、大会初勝利とともに上位進出が期待されています。
 そして森下は、3季ぶりの「IV甲子園」出場。大会では所属事務所の後輩である戸田れい(第1回IV選手権優勝)、菜月理子(第2回IV選手権4強)の後塵を拝してきた印象は否めませんが、グラビアのすべてを知り尽くす豊富なキャリアで実力的には申し分なし。先輩の意地を見せるために、初戦敗退は是が非でも避けたいでしょう。
 戦前の評価としては、非常に悩みますが、若手の分がむしゃらなグラビアを見せられる山咲にわずかな分があるのではと思います。ただこの試合に勝った選手が、その後の優勝戦線に多大な影響を及ぼすことは疑いない、そう感じています。

 さてさて、以上の解説をもとに第2回IVセンバツの8強進出者を予想したいと思います。

柏木美里
多田あさみ
浅倉結希
谷桃子
西田麻衣
葉加瀬マイ
丸高愛実
山咲まりな

 飽くまで各選手の実力を評価したうえで、誰が順当に勝ち残るかという見立てです。1回戦終了後、どれだけ当たって、どれだけ外しているかは私も楽しみにしたいと思います。
 さあ、それではいよいよ大会に入ろうと思います。実況は昨夏の選手権、秋の「1対1予選」と同じくツイッターで逐次実況しますので、ぜひご笑覧ください。

※優勝者予想

 既にIVセンバツは開幕試合「山口沙紀×柏木美里」が始まっており、熱戦の途中で何ですが恒例の優勝者予想をうっかり忘れていました。われながらうっかりしすぎですみませんが、「本命」「対抗」「大穴」を以下に挙げていきます。

●本命 山咲まりな
●対抗 谷桃子森下悠里
●大穴 秦瑞穂佐山彩香

 今大会は戸田れい鈴木ふみ奈といった優勝経験者が不在ということもあり、かなり混戦が予想されます。裏返せば多くの選手に優勝する可能性があり、主催者として楽しみなところがあります。

 その中で優勝候補の本命は誰か、山咲を挙げたいと思います。恵まれた肢体と濃厚な演技力を誇り、試合での安定感は実証ずみ。初戦で森下という超難敵と対戦しますが、ここを乗り越えればぐっと紫紺のグラビア大旗は目の前に近づくでしょう。

 対抗はA・B両ブロックから1人ずつ挙げました。まずは谷、昨夏は優勝者の鈴木に惜敗するも実力を見せつけ、秋の「1対1予選」でも田代さやかに快勝して勢いを持続させています。初出場組の多いAブロックでは最も実績を残しており、初戦のこれも強豪である太田千晶とのたたかいが肝となると思います。
 もう1人の対抗は森下。キャリアと実力は説明不要ながら、IV甲子園出場は3季ぶり。後輩(戸田、菜月理子)が軒並み好成績を挙げていることからモチベーションも上昇、初戦の山咲戦という大一番をどうたたかうか見ものです。

 大穴も両ブロックから。Aブロックの秦、「1対1予選」では相手の松金ようこの不祥事で勝利したという経緯もあり、本選のたたかいで払しょくしたいところ。勝ち上がれるかは、グラドルとして飛躍した「空想kiss」「PAPER DOLL」がどれだけ通用するかにかかっているといえます。
 Bブロックの佐山は大会最年少、初戦はいきなり強豪・西田麻衣です。昨年秋リリースの「好きがとまらない」以降はセクシー度の増したグラビアを展開しており、金星を挙げて前回センバツ水谷彩也加のように10代での優勝という名誉に猛進したいところです。

(2013年2月24日追記