グラビア界の登竜門と目されるミスFLASH。拙ブログでもこれまで葉加瀬マイ、村上友梨、野田彩加といった過去の受賞者をレビューしてきた。
ただ今、「2014」のグランプリ3人を選ぶコンテストが開催されているが、今回は、あのAKBグループのメンバーが参戦しているらしい。
あのグループを大して把握していない私でも少しは聞いたことある子なのかと思いきや、エントリーしたのはSKE48の加藤智子。
知らねえー!!
何でもSKEは、これまでしなかった個人でのオーディション参加を解禁し、それを機にこの加藤がミスFLASHに応募したという。
さらに頭が痛いのは、このほど実施された予選で、加藤の予選の成績が出場30人の中でダントツに良かったということである。予選とやらはネット中継され、選手ごとの閲覧数がポイントになるとのこと。そりゃSKEヲタを抱える加藤は有利ですわね。
題名通り加藤に一言物申す前に、2chにある「加藤を当選させよう」スレッドでのヲタの皆さんの反応を見てみたい。
【SKE48】加藤智子(26)をミスFLASHに当選させよう
25 :名無しさん@実況は禁止です
元モデルであるモコちゃんの夢はずっとグラビアだよ
アイドルになったのはグラビアに出るきっかけを掴むため
選抜メンバーを目指す理由も「選抜になればグラビアに出られると思うから」と公言してた
今回オーディションが解禁されたことで
モコちゃんが選抜にこだわる理由はなくなったとも言える
35 :名無しさん@実況は禁止です
モコさんは少年マガジンのグラビアに出るという
極めて具体的な目標のためにSKEを続けてきた
最近は現実を見て青年誌に照準を切り替えているが…
4年かけてやっと掴んだグラビアのチャンスなんだよ
ヲタの反応はおおむね好意的。どうやら加藤は以前からグラビア志望を公言しており、その意図をくんでと思われる。
ここで疑問なのだが、何で加藤ってグラビアに出たいと思ったの? なぜグラビアに出るためにSKEに入って、4年も活動を続けてきたの? この辺がさっぱり理解できない。
4年前なら、末期ではあるがグラドル黄金時代だったころだ。グラビアに出たいというなら野田社長のサンズ、ほしのあきのいるA―PLUS、熊田曜子のいるピラミッド、はたまたプラチナムとかフィットワンとか、グラドルを多く抱える事務所に行ったら良かったんでねえの?
あとグラビアのために選抜入りをめざし、オーディション解禁したから「選抜にこだわらなくなった」ということだが、選抜入りすらかなわないような人がグラビア界を生き抜けるとは私は思わんけどね。まあ先に書いたように予選の成績がダントツだったので頭が痛いわけだが。
またヲタの皆さんにとっては、歴代ミスFLASHのDVDがいささか過激な内容という印象があるようで(DVDスレでは「ミスフラは毎年ぬるい」と手厳しい評価が多いが)、気が気じゃない向きもあるようだ。以下は予選の様子と絡めての書き込みである。
139 :名無しさん@実況は禁止です
モコの昨日のメール読んでたらアメスタ行くのに道迷ってたんだな
マネージャー付かずに一人で現場に行かせて一人で先方と打ち合わせして
水着になったりしてるんだろうか?
さすがに現地にはマネージャーがいたのかな?
マネージャーいないとどんな水着を用意されても文句言えなかったり
イメージを壊すような変なポーズやセミヌードまで要求されたりしないとも限らない
140 :名無しさん@実況は禁止です
新人アイドルなんて相当大事にされてるかよほどの大仕事じゃない限りマネージャーは同行しない
141 :名無しさん@実況は禁止です
これでもナゴヤドーム公演を控えた紅白出場歌手なのに…
142 :名無しさん@実況は禁止です
>>139
まあ道に迷っても遅刻しなくて良かったじゃん
モコちゃんも昨日は1人で挑んだんだろうね
モコちゃん勝負だよ
146 :名無しさん@実況は禁止です
>>139-142
おまえら、観てなかったな…
水着とかポーズとか何度かマネージャーの許可求めてたよ
私は視聴していないが、どうやら予選では白ビキニに着替えてのポージングもあったようである。
さすがにネット中継していてセミヌードなんてのはあり得ないし、そうそう過激なポーズを要求されるわけではなかろう。
ただいちいちマネジャーに許可を求めるくだりを読むと、「この加藤がミスFLASHのグランプリになったら、ぬっるい内容のDVDしか出さないんだろうな…」、そう直感した。撮影会でもこの調子なら、事務所チェックが肝のDVDは編集の嵐になるんでないの。
今年のミスフラ2013でも、池田裕子の作品は下半身接写のくだりがバッサリカットされていた。ただ、池田自身は尻突き出しなど接写を意識したポージングをやっていた。加藤はきっちりとグラビアアイドルのポージングができるか、そこからが疑わしい。同僚のやっているニコパチとは違うことを、加藤は果たして理解しているだろうか。
加藤のブログは、会員登録しないと読めない仕組みになっている。先に引用した2chスレではブログ文のコピペを読めるが、まるまる引用するのはやめておこう。
ブログを要約すると、ミスフラへの挑戦を通じて「背中を押してくれたファンに恩返しをしたい」「どんな子でも信じて突き進めば絶対にチャンスをつかめることを後輩に教えたい」という思いがあるようである。
この辺は記事の前半で書いた疑問と重複するので繰り返さないが、個人的にカチンときたのは28日に書かれた日記での「でも常に順位が出る、競争する環境に私達は置かれてるね…」と記された一文である。
どうも自分に酔っているような書き方自体にむかつきを覚えるが、それはこの際おいておこう。このくだりを読むだに、加藤はグラビアという世界を大いに誤解しているのではないかと疑問を抱いた次第だ。
グラビアアイドルは、ミスフラや日テレジェニックといったタイトルを受賞すれば一丁上がりで名乗れる、そんな甘いものだと思っているのなら大間違いである。ここ5〜6年でアイドルDVDの内容は飛躍的に発展した。その飛躍の一翼を担ったのは森下悠里や伊藤えみ、田代さやかに戸田れいといった主だったグラビアタイトルを持たない、いわゆる「たたき上げ」の人々である。
もちろん滝川綾や浅倉結希ら日テレジェニック勢、鈴木ふみ奈や村上といったミスフラ勢もDVDの底上げに貢献してきた人々である。しかし彼女らは、受賞後もたゆまずグラビア技術を研さんし、DVDの出来を向上させて愛好家の評価を勝ち取ってきたのだ。
ミスフラのタイトルはゴールではない、ようやくのスタート地点なのである。その辺を理解しないようなら加藤、あなたにグラビアアイドルとしての未来はない。そう断言させていただく。
まあ加藤だけならまだましだが、今年は元SDN48で「ロンドンハーツ」にも出ている光上せあらもミスフラにエントリーしているらしい。これで来年、ニコパチグラビアばかりやっているAKB各グループが大挙してミスフラに参加して、グランプリ独占ということになったら目も当てられませんぜ。
その場合は特定グループとズブズブの接待コンテストを開催したものとして、厳しく光文社どのを糾弾する記事を書かせていただく。