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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

第2回選手権大会総評

 昨年に続き第2回の開催となったIV選手権。今年は初のシードおよび予選制度を導入し、合計28人(シード4人)のグラビアアイドルが覇を競いました。
 大会は鈴木ふみ奈の優勝で幕を閉じたのは先日お伝えした通りですが、今回はおなじみ大会総評をしたいと思います。

 まず今大会は、9人(春夏通じ初は6人)を数えた初出場選手の奮闘が光りました。
 優勝者鈴木、準優勝者松下李生の活躍はもちろん、何しろベスト4まで勝ち上がったのはすべて初出場組。初戦も5人と過半数が勝利しました。
 ファイナリストの2人以外にも、歴代最高の18得点を挙げた菜月理子やアスリート系ならではの力強いグラビアを見せた日向泉の4強組も鮮やかなたたかいをしました。惜しくも初戦敗退した組でも、谷桃子山咲まりなは鈴木、伊藤えみとそれぞれ名勝負を演出しました。

 対照的に悔しい思いをしたのが、3季連続出場を果たした常連組でしょう。夏連覇をめざした戸田れいは、初戦でセンバツ優勝の水谷彩也加に勝ったのもの、準々決勝で松下にまさかの大敗。2季連続準優勝の松金ようこは、初戦で菜月に屈しました。
 2年連続で開幕試合に登場した田中涼子は松下に敗れ、いまだ大会で未勝利。初戦で松本さゆきを初の2ケタ得点で下し、波に乗っていたはずの西田麻衣は菜月の記録的な猛打にねじ伏せられました。昨年のベスト4中川杏奈、ベスト8原幹恵はそれぞれ新鋭の京本有加、日向に初戦で敗れました。伊藤が鈴木にサヨナラ負けを喫したことで、3季連続組のベスト4進出は消滅。来春以降の大会で再び彼女らがベテランの意地を見せられるか否か、注目です。

 大会で2ケタ得点を記録したのは9試合と、昨夏より1試合増加。合計得点は255点で同じく37点増加しました。
 個人の最高得点は菜月の41点。決勝進出できなかった選手が最高得点を記録したのは、「IV甲子園」通算3大会目で初めてのケースです。前述のように菜月は1試合歴代最高の18得点、3試合連続2ケタ得点を挙げました。

 1点差・9回終了時点で同点の試合数は5試合(1点差は3試合)で昨夏と同数です。
 従来、9回終了時点で同点の試合は延長戦を行いますが、今大会は延長戦以外の裁定で決着がついた試合が初めて生まれました。1回戦の伊藤×山咲で、山咲の作品「NEW KISS」本編のチャプターストックが切れた上、特典映像が収録されていないことから伊藤の勝利となったものです。初陣・山咲にとって痛恨の敗北となりましたが、こうした思いがけない結末も「IV甲子園」の「ガチ感」を醸し出していいかなと思ったのですが、いかがでしょうか。

 出場した30本のIVの中で、最も担当作品が多かった監督は安倍雄治の8本。以下2位中北直6本、3位上村知之5本と続きます。大沼智哉(山咲「NEW KISS」)、Joe.M(松金「旅情愛欲」)の作品が初登場しました。

 最も制作担当作品が多かったメーカーは、I―ONEの7本。以下2位イーネット・フロンティア6本、3位竹書房の5本と常連メーカーが上位を占めました。初登場のギルドは、菜月「欲望の対象」で見事に歴代最高得点をマークしました。

 さて大会で特別に表彰している優勝作品は、鈴木「フミナップル」でした。監督は中北で、イーネットの制作。通算3大会目にして、中北は初の「優勝監督」、イーネットは初の「優勝メーカー」にそれぞれ輝きました。

 3回目の「IV甲子園」を終えて、大会ごとに選手・作品のレベルがともに上がり続けているなと感じました。毎月IVを観賞していると、勢いのある新人、円熟味を見せるベテランなどさまざまなグラビアアイドルがいることを痛感しています。
 「IV甲子園」にまだ姿を見せていない強豪グラドルが数多くいます。来年のIVセンバツ、そしてIV選手権、また再来年もグラドル同士のガチで熾烈(しれつ)なたたかいの数々を伝えられるよう精進を重ねたいと思います。

 とりあえず来年のIVセンバツですが、どういう形で出場者を選抜するかはまた後日発表したいと考えております。
 改めて、大会を見届けていただいた皆さん、本当にありがとうございました。