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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

2012年個人的IV上半期ベスト10

 月並みな物言いですが、早くも1年の半分を過ぎてしまいました。 そこで当ブログの恒例行事であります「個人的IV上半期ランキング」を10位まで発表します。昨年の上半期はあの問題作、戸田れい「願望図鑑」が1位を獲得しそのまま年間優勝を果たしました。今年上半期、戸田はノーエントリー(8月にイーネット・フロンティアから新作発売予定)ということで、果たして誰のどの作品が1位に輝いたでしょうか。
 それでは個人的IV上半期ベスト10は、以下の通りです。カッコ内はメーカー名、監督名を示しています。カッコの後の※には備考を記しています。


1位  柏木美里「逢瀬」(リバプール、上村知之)※前年総合23位

2位  菜月理子「欲望の対象」(ギルド、上村)※前年総合6位
3位  松岡里英「Pure Smile」(竹書房、上村)※処女作

4位  日向泉「やわ肌アドレッセンス」(I―ONE、安倍雄治)※前年同期9位、総合16位
5位  松下李生「妄想と現実のあいだに…」(イーネット・フロンティア、安倍)前年総合10位、引退作
6位  田中涼子「さぷらぁ〜いず!」(I―ONE、安倍)※前年同期5位、総合12位
7位  市橋直歩「好きになっても良いですか?」(I―ONE、安倍)※前年総合21位
8位  森下悠里「めまい」(I―ONE、安倍)
9位  多田あさみ「素顔のままで…」(グラッソ、舘野桂)
10位 谷桃子「なま桃」(I―ONE、中北直)


 個人的に上半期の作品は、戸田版「願望図鑑」ほどダントツに飛び抜けた作品こそないものの、非常に粒ぞろいの激戦となり非常にランキングが苦労しました。1位から5位までの作品が頭一つリードした感じで、かつその中で柏木が鼻の差でかわした印象があります。

 柏木「逢瀬」は後日レビューを書こうと思うのでここでの詳細な評価は省きますが、この作品で彼女のグラビアアイドルの才能が開花したと思います。監督した上村も、一種の実験的演出に取り組んでみせました。
 2位は当ランキングで初めてギルド制作作品が入りました。同メーカーの名物シリーズであり、ランキング常連(一昨年5位、昨年6位)の菜月が意地を見せています。3位はデビュー作ながら底知れぬグラビアセンスを披露した怪童・松岡がランクイン。今月は同じ上村演出で2作目をリリースします。

 1〜3位は上村が独占しましたが、4〜8位については安倍作品がズラリと並んでいます。個人的に、上半期の立役者は安倍だと思います。特にI―ONEを舞台にして、田中や森下といった過渡期にあるベテランをうまく料理しました。
 惜しくも圏外になりましたが、木口亜矢(「オフィスラブ」)や松本さゆき(「さゆ蜜」)らもI―ONEの安倍作品で新境地を開いた感があります。私が勝手に名付けている「安倍再生工場」の本領発揮と言えましょうか。ちなみに10位までで、I―ONE作品が半分の5本を占めました。

 9位、10位は舘野、中北作品でベテラングラドル勢が滑り込み。ここでは多田の成長ぶりに注目したい。以前の彼女の演技はどこか意識過剰というか、わざとらしさが目につくという欠点があったように思います。
 しかしここ数本は舘野の薫陶を受け、めざましい成長を遂げたのではと感じています。「素顔のままで…」でも、自然体で押し出すエロスはかなり濃厚でした。今年は所属事務所絡みのトラブルがありましたが(ツイッターを一時中断、現在再開)、また元気な姿を見せて早く新作を出してほしいものです。
 ベスト10から惜しくも漏れた作品は、順不同で言うと上記の木口「オフィスラブ」、松本「さゆ蜜」。さらに鈴木ふみ奈「フミナップル!」(イーネット、中北)、京本有加「恋愛衝動」(I―ONE、中北)、古崎瞳「MISSION」(イーネット加納典譲)、杉原杏璃「じーっと見つめて…」(イーネット、川嶋征樹)、丸高愛実「まなみ色5」(学研、ノムラヨシキ)、保田真愛「Angel Kiss」(トリコ、嶋公浩といったところでしょうか。

 さて大激戦の上半期は柏木が制しましたが、これから突入する下半期に注目です。
 まず7月は滝川綾(前年総合7位)、太田千晶(同9位)、森はるか(同13位、一昨年総合9位、復帰作)といった強豪グラドルがそろってイーネットからリリース。同じくイーネットからは上記のように松岡が2本目を出し、さらなるランクアップをめざします。
 そして8月は、これも既に書いたようにディフェンディング王者の戸田が満を持してリリース。そして同じく「願望図鑑」シリーズでブレークした山口沙紀がギルド作品に復帰、「欲望の対象」シリーズで勝負をかけます。
 下半期も全く目が離せないIVランキング戦線となるでしょう。非常に楽しみです。