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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

中田めぐみ「素人〜26歳OL」(ギルド、加納典譲)

 「体がキレイなうちに、映像に収めておきたい」

 そんな理由で収録を決意したという女性・中田のIV。その導入といい「素人〜26歳OL」といい、どこのアダルトビデオですか。表パケの全身写真もそれっぽいし。
 最初のチャプでは、カフェに訪れた中田がギルドのスタッフと差し向かいにIV撮影への決意を語る…のだが、そのデカいメガネはw あと野暮ったいシャツなのに谷間を全開にしているのには、見ているこちらが「お、おう」となってしまった。あと失礼ながら26歳にはどうしても見えない、29歳なら分かるような…まあその辺は「設定」であって、申し立てするだけ野暮なのかもしれないが。


(チャプター1から)

 素人を相手にしてのIVというと、私としては「願望図鑑」をパッと思い出す。あの作品に見られるようなメタフィクション的な展開を期待したが、ベッドの上で飴舐め、四つん這いを経て服をたくし上げ下着見せ…とオーソドックスというか、普段のIVと変わらない構成で中田を撮影していく。
 チャプター1では2本のポップ飴を相手におしゃぶりプレー。憂いのある上目使いなどのポイントはあるが、カメラワークに多彩さがない(たとえば四つん這いの尻を撮るとかなし)まま服脱ぎに移行したのはもったいなかった。脱衣後のポージングも音量の大きいBGMが流れて散漫な印象だった。


(チャプター1から)

 しかしハイライトはチャプター2にやってくる。彼氏の部屋が舞台。階下に母親がいるという体で、中田は彼氏のマッサージプレーになすがままとなる。小声で「ダメ…ああん…」というやるせない反応を繰り返す中田。声質は低く、声が漏れるのを我慢するという行為とよくマッチングしている。
 中田の熱演に、マッサージを施す謎の手が応える。今や股間の付け根をマッサージするのはIVで珍しくないが、今作はより性器部分に間近なデリケートゾーンへ指を押し込んで中田を悶絶させる。胸揉みも黒下着の上からでなく直に揉み立て、しかもその手つきの高速ぶりは寡聞にして知らない。




(いずれもチャプター2から)

 そしてマッサージ(?)は佳境へ。四つん這いの尻を初めこそソフトに愛撫していたが、謎の手はここでタガが外れたような行為に打って出る。尻を揉むのでなく腰回りをつかみ、荒々しく前後に揺らす。ストレートに疑似後背位を妄想させる動き。その合間に脇の下から胸を愛撫され、中田は苦悶の表情を浮かべるのだ。
 程なくすべてを終えた証しのように、中田の無防備な背中に大量の白濁液が放たれる。階下の他人に丸聞こえするかもという状況下、中田は細かく息を吐きながら、満更でもない表情を浮かべるのだった。




(いずれもチャプター2から)

 今やIVの世界で疑似的な行為をマッサージに仮託する演出は珍しくないが、ここまで一部始終をみっちり見せるのはまれだと思う。このシーンをきっちりつくり上げただけでも、この作品を世に出した意義があったのではないか。

 序盤でことほどさように「やり切った」感を出したこともあり、中田や加納ら演者、スタッフには申し訳ないがこの後のチャプターには消化不良の感じがぬぐえなかった。車中では制服姿の中田を密着撮したり、職場の上司に手首を拘束されて陵辱されたり(「素人もの」から逸脱した手法と思うが…)と切り口こそ変えて撮っているが、マッサージのインパクトは超えられなかったというのが率直な印象だ。


(チャプター5から)

(チャプター4から)

 収録時間がことのほか短かったのも、関係しているかもしれない。パケには収録時間66分とあり、昨今ではかなり短いのであるが、ふたを開ければ本編は約56分程度。10分ほどの特典はメーキングだ。
 その本編のラストは5〜6分ダラダラとインタビューしているので、正味50分ほどのIVになる。そのせいか知らんが風呂場のチャプは、謎の手による中田の尻洗いをやっているところで中途半端に終了してしまっている。みっちりとしたカメラワークでモデルに切り込んでいくギルド作品だと、50分の尺では本領を発揮しにくいであろう。




(いずれもチャプター6から)

 そうしたうらみの残るギルドの新機軸というべき「素人もの」であったが、裏返せばまだまだ内容を磨き上げる余地があるということ。IVメーカー界の異端児として、これに懲りずに「素人もの」を開拓してほしい。
 モデルの中田だが…今後どうなるんだろw Amazonランキングでも22位と結構な好位置をキープしているんだが(25日午前0時40分現在)。彼女の続編出す場合は「素人」縛りをどうすんかね。