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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

葉加瀬マイ「Follow me」(竹書房、ノムラヨシキ)

 ミスFLASH2012・葉加瀬の通算7本目となる最新作。これで葉加瀬は今年、1・4・7・12月と年間4本のIVリリースを達成した。前作からやや間があったものの、「3カ月に1本」のペースでIVを発表できたのは売れっ子の証しと言って良いだろう。

 とはいえ、個人的には今年になってからの葉加瀬の作品はややマンネリぎみに感じていた。そういう印象はIVを出し続ける以上、避けられるものではない。
 ただ葉加瀬は過去にさかのぼってマッサージはゼロ、股間接写のガードは固めとNGラインが高いため、より手詰まりの感を濃くしていた。前作「あなたがいれば…」(イーネット・フロンティア、安倍雄治)はさらに尻接写が減少しており、「こりゃージリ貧モードかな…」とヒソカに思っていたものだ。前述のように、新作まで間が空いたので「まさかグラビア路線捨てて、IV打ち止めじゃあるまいな」と内心ヤキモキしたものである。

 そんな前段があって購入した「Follow me」であったが、予想外の出来であった。久しぶりに全チャプターレビューを敢行して、その内容を伝えたい。

【チャプター2】(※チャプター1はダイジェスト)


 ビーチにて、黄色ビキニで疾走とノムラ定番のオープニング。砂山を造る体で四つん這いの胸揺らし。高速の縦揺れが思いがけずに激しい。
 大柄な身体を折り曲げ、93cmの巨乳を振動させるさまはやはりダイナミックで見応えがある。

【チャプター3】






 ベッドで胸部分が一部開いた変形下着。まだ序盤ながら内容は濃い。
 こちらでも四つん這いになり、カメラ目線で飴舐め。舌先をチロチロさせて球を弄(もてあそ)ぶところは、かわいさとセクシーさが同時に感じられる。
 ここから再び四つん這いの高速胸揺らし、躍る下乳のローアングル接写は臨場感を醸し出す。開脚座りに移行すると、上体を屈(かが)めたり反らしたりしての高速上下運動。
 BGMがデカい、画質がやや白いなどの注文はつくが、疑似行為を息もつかせず3連打で畳み掛ける構成は見事だった。

【チャプター4】


 クラブでラメ入り金色ビキニ。カウンターに腰掛けての開脚は、股間を隠され不発ぎみ。
 個人的にクラブのシチュはあまりハマらないので捨てチャプかなと思ったが、ビリヤードのキューが一仕事する。葉加瀬自ら、カメラ目線しながらグリップで下から胸押し上げ。どんどん手の動きがバイブレーション化し、細かく胸が揺れるさまをじっくり長回しで堪能できる。

【チャプター5】

 プール、三つ編みでスクール水着に初挑戦。仁王立ちの葉加瀬は両手で腰の部分の生地を引っ張り、食い込んだ股間がローアングルで接写される。
 これまでの葉加瀬作品はあまり股間を強調することもなく、股間接写も短めの傾向だったが、今作ではこのチャプはじめかなり股間フィーチャーが増えている。

【チャプター6】



 グラウンドで青のノースリーブ服と白スカート。「野外露出」という彼の要求を戸惑いながらも受け入れ、スカートたくし上げて白下着の尻突き出し。清潔感ある衣装、下着で野外露出するというコンセプトが見る側の昂奮度を増幅させる。
 ここでは彼の要求がもう一声掛かり、「MY LOVER」(竹書房、中北)でもやったノーブラランニングを敢行。パイプに左胸を押しつけ、残る右胸を右の二の腕でバイブレーションするという細かい芸も見せた。

【チャプター7】


 風呂場で眼帯ビキニ。ここは正攻法(?)で、葉加瀬の十八番である下乳の高速突き上げ揺らし。リズミカルな手の動き、浴場内に「パン、パン」と乾いた音が響く。ビキニ中央の紐引っ張り、谷間擦りなどを加えて合計約45秒間。もっと長い時間で見たかったかな。
 壁に手をついて突き出した尻の接写など、尻強調カットもそこそこ多い。

【チャプター8】

 パケ写だとインパクトあったが、見終えれば全チャプター内で最も低調だった感じだ。目隠し、両手両足を拘束され葉加瀬がもがく。暴れるときのパンチラはあるが、正直エロを見いだしにくい。「何なんだよも〜!」と毒づく葉加瀬には少し萌えたが。
 暴漢にスカートを脱がされどうなるかと思ったが、いすに座らせての地味な水責めで終了。ノムラ作品でこの流れは谷桃子「タニ濡モモ」(学研)でも見たな。拘束がメーンのチャプって、ぶっちゃけ打率が低いと思うのよね。

【チャプター9】

 屋外で下乳を露出した衣装。ストレッチでお約束の胸揺らし、バランスボールでローアングル接写を披露するが、屋外のため大柄な葉加瀬の動きが伝わりづらいように思えた。
 捨てチャプかなと思ったら、運動後の汗ふきで取り返す。ひじで寄せた下乳をこれまたローアングルで執ように追う。思えばこの作品は、ローアングルのカメラワークが随所で効いていたかな。

【チャプター10】



 夕暮れのビーチで変形Y字水着。この手のシチュエーションは波打ち際をダラダラ歩く、申し訳程度のポージングをしてお茶を濁して終わりのイメージがあった。(偏見)
 見始めは「捨てチャプだな〜」と諦めモードだったが、上体反らしの股間をこれまでのチャプよりも踏み込んだ接写をしていて居住まいを正す。しかも尻部分の水着面積は従来の葉加瀬作品よりも若干小さめで、四つん這いの尻露出は壮観であった。
 ラストのあお向けからの上体反らしは葉加瀬のセクシー表情、寄せ胸、ぐいっと反らした腰の3つを味わえる。お徳感の大きいチャプターだった。

チャプター11







 オーラスは暗い寝室で白ブラウス。彼氏に「カラオケで面白い店員がいて〜」とケラケラ笑って話す謎の導入があったが、そんな話など興味がないと言わんばかりに葉加瀬の顔に近づくカメラ。「近いよ…」と顔を反らす葉加瀬、次第にエロい雰囲気に。
 「見たい?」といいつつ脱衣、再び仁王立ちでぐいっとパンストを引っ張り上げ、カメラはローアングル接写。ピンク下着に包まれたバストをひじで寄せながら、葉加瀬は「私はね…右だよ」とつぶやく。右ってどういう意味? 思想信条の告白ですか?
 ベッドへとなだれ込んだ葉加瀬に、ここ1年のノムラ作品で定番となった氷プレーの洗礼が。マッサージNGの葉加瀬なので氷責めがあるか不安だったが、終わってみれば個人的には過去最高の氷プレーだったかも。下半身責めは遠慮が入ったが、胸・脇責めに移行した後に葉加瀬が放つ短めの嬌声(きょうせい)がエロい。そして口元に氷を擦りつけられ、色っぽく葉加瀬がほほ笑んで氷をチロチロと舐めるくだりはまさにアダルドビデオの事後でよく見るアレな場面を想起させ、昂奮した。

 さてこういった全チャプターレビューでどれだけ内容が伝わったかは非常に不安であるが、いかがであろうか。もっと尻接写を見たかったとか、飴舐めをもう少し長めにとってほしかったとか、やはりマッサージを見られなくて残念とか、贅沢(ぜいたく)を言えばキリがないだろう。
 しかし、そうした制約の中で最大限の演出をやり切ったノムラの奮闘が伝わる力作だと思う。これまでの印象では、ノムラは出来のいいチャプと悪いチャプとの差が激しい印象があったが、今作では前述のように細かい演出が行き届いていて、ほぼ満遍なく見どころを残した。
 またそうしたノムラ演出に葉加瀬も応えた。序盤の疑似行為連発もそうだが、股間接写や尻面積の小さい水着着用など、下半身強調に一歩踏み込んだのは評価したい。
 この調子で、来年以降の作品ではぜひマッサージを解禁してほしいものだが…。