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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

平塚奈菜「七色の恋」その6・最終回(ギルド、ノムラヨシキ)

 長丁場となったレビューも今回で最終回です。

 ラストの第10チャプターは夜の寝室、白のノースリーブ服に黒のタイトミニ姿の平塚が、ワインをたしなむくだりから始まる。ここでの彼女の目はなぜか充血しており、本意気で酔ってんのかと一瞬戸惑った次第である。

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 そんな平塚が、チャプター序盤からいきなりうれしいサプライズを見せる。人さし指に差したポップコーン?を彼に食べさせた後、「私もやってあげる」と言ったが早いか、彼の手を取ってカメラ目線で指を舐めるのだ。

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 この指舐めはサンプルキャプや動画では出ていなかったくだりなだけに、見ていて思わず「あっ」と声を上げたw指先を舌の先端でチロチロするなど平塚ならではの技巧を見せている。こちらの欲を言えば、指を口に含んで吸い立てる仕草も見たかったところだが、ぜいたくだろうか。

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 「穴開いちゃった…」とパンストを気にする平塚の太ももに、彼氏の野卑な手が伸びる。もぞもぞした手つきに平塚は「あっ、指入れないで」「広げないで」と意味深なセリフを漏らす。まあノムラ作品ではよくあるセリフ回しだw

 

 ここからは少し苦言を呈するターンに入る。ベッドに移動した平塚が、彼を誘うようにさまざまな媚態を見せるのだが、まずBGMを被せているのがいただけない。

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 ベッドで四つん這いの尻を突き上げ悩ましくくねらす、あお向けの体勢からパンストに両手を入れ内ももを愛撫する、ワインの瓶で胸をいじる…。てこの原理を使って瓶を勢いよく動かすなど、一つ一つの演技のクオリティーは高いのだが、BGMを被せたことによって「ダイジェスト感」が出てしまったのはいただけない。個人的には、瓶の口を舐めるパフォーマンスも欲しかったのだが。

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 このチャプターで最も不満に思ったのは、上にキャプしたシーンである。あお向けの体勢から平塚が、足を使って勢いよく自らの上半身を前後に動かし、表情で色気をアピールしながら胸を揺らす。

 ノムラ作品でよく見る手法であり、シンプルながら何か事に及んでいるかのような力強いセクシー演出である…のだが、今回に限ってはBGMが邪魔してもったいなかったと思う。

 昨年末のノムラ作品、山下ちひろ「スウィートパイン」のように生音で楽しませてほしかった。平塚がきっちりエロい表情でカメラ目線していただけに、なおさら忸怩たる思いがあった。

 とはいえ、そこは実力者の平塚。ラストの、これもノムラ作品定番の氷プレーで仕事人ぶりを発揮する。

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 本来なら、この辺のくだりも苦言の対象になる。平塚は自ら氷を手に取っている。ノムラ作品の氷プレーは自ら氷を持つケースと、謎の手が持つ氷にモデルが体を弄ばれるケースがある。個人的によりエロさが増す演出と思うのは後者だが、今回の平塚は前者だった。

 当初は「まずいな…」という見立てをしていた私だが(上から目線すぎ?)、平塚の氷プレーはこちらの予想の上を行く。両手を使って太ももの付け根に氷を這わせる、カメラに見せつけるように両ひじを寄せて谷間で氷をつぶす、首筋で氷を遊ばせる…。平塚は氷プレー初体験のはずだが、魅せるツボをよく心得ている演技と思った。そこへ本人の十八番たる「お口の演技」である。

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 舌先をチロチロ上下に動かして氷を弄んだり、両手で氷を持っていとおしそうに頬張ったり…。こと「お口の演技」に関しては、平塚は外れがない。このオーラスに至っても、まさに「安心して見られる芸」と言えよう。

 そして最後には、ダメを押すかのように黒下着のパンツの紐をいじりながら悩ましく腰をくねらせ、相手の劣情を誘うかのようにカメラ目線をわしづかみするショットで本編は終わる。

 

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(以上、すべてチャプター10から)

 

 特典映像では、4年ぶりということもあり「探り探りやった」と平塚はコメントしている。ただ振り返ってみれば、チャプターの演出次第で「もっとできるだろう」と思うところはあったにせよ、現代IVのエッセンスをきっちり咀嚼した平塚の雄姿が感じられる良作と言えよう。

 特典のインタビューのラストは「また会う日まで、バイバイ」と手を振る平塚のコメントで締められる。今後のグラビア活動への明言はないが、私としては直ちに次回作に取りかかっていただきたい。彼女なら、もっと素晴らしいIVを残すことができるはずだ。年の初めにこれだけの良作IVをリリースしたことを糧に、2015年は壇蜜橋本マナミの次に来るグラドルになるほど大いに飛躍してもらいたい。