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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

アイドルDVDのBD化に関する議論について思う

 よく2chのDVDスレをのぞいてみると「さっさとIVのBD化を進めろ!」と喧(かまびす)しく訴えている人をよく見かける。同スレの風物詩の一つだ。
 私自身は3年前にデジタルテレビとBDレコーダーを購入し、今に至る。まあBDの高画質を堪能できる環境にありながら、決していいとは言えない画質のアイドルDVDを見ている身ではある。だがしかし、個人的にはBD化したIVの普及を即刻進めよ!とは特段主張する気はない。

 何でそう思うかって言うと、結論としては「画質より内容の質だろ」と考えているからにほかならない。
 そもそもテレビ自体、2年前にデジタル化するからつって追い立てるようなデジタルテレビ購入キャンペーンが流布されたが、正直一視聴者としてその恩恵に浴しているかというと、そうでもない。ぶっちゃけ、見たいと思うような内容の番組増えてないし…というのが正直な心境である。

 IVの話に転じれば、これも私はあまりいい印象がない。以前、今は引退したグラドルのIV(監督不明)のBD版が出ていたので購入したのだが、この作品の出来が非常に印象悪かった。そのグラドルはポージングがうまく、接写もきっちり撮らせる子だったので期待したのだが、まーあ演出がダメでしたわ。普通に立ったり座ったり、申し訳程度に足を開いているポーズをダラダラカメラが追っているだけ。臨場感の全く感じられない作品だった。
 もちろん「たまたま悪い作品に当たった」という意見もあるだろうが、こうした演出がBDになると主流にならないとは限らない。画質がクリアになった分、ポージングも接写も遠慮ぎみになって作品の質が低下しました…じゃ、全く話にならないと思う。ここ5年間ほどのIV演出はスタッフ、モデルの奮闘あって飛躍的に発展したと思うが、BD化でその到達点をこともなげに投げ捨てられるのはちょっと合点が行かないものがある。
 またDVDスレでBDの普及を強硬に主張している人に限って、「温(ぬる)い作品でも楽しめる」とか書いているのがもうね。大げさにいうと一種の思想的退廃じゃないのと。

 そうした経験や個人的な考えがあって、私はIVのBD化については全面的に否定するものではないが、拙速に普及を推し進めるべきものではないと考えています。BD撮影においても、DVDと変わらぬポージングや接写に努められる制作現場となるような環境づくりを進めていくことが大事だと考えています。

 ちなみにI―ONEのBDは、DVDと価格が同じなので積極的に購入しています。画質は確かにいいですけど、だからといって内容の評価に下駄を履かせるつもりはありませんが…。