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マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

記録とともに第1回大会を振り返る

 お伝えした通り、戸田れい選手の優勝で締めくくられた「IV甲子園」。
 今回は、第1回大会を各種の記録とともに振り返ろうと思います。「各種の記録」てなんやと言われそうですが、リアルの甲子園でもある大会記録ってありますよね。「1試合最多得点」とか「チーム最多得点」とかいうのが。あれを「IV甲子園」でもやってみようと。
 全くヒマ人のやりそうなことで恐縮ですが、少しの間お付き合いください。
 それでは、以下に第1回大会で残された主な記録を取り上げていきたいと思います。


●大会最多得点選手
 戸田れい…48点

 大会を通じての「得点王」は、戸田が文句なしの数字で輝きました。決勝を除く3試合で連続して2ケタ得点を達成。通算得点2位の松金ようこ(30点)、3位の中川杏奈(25点)に大差をつけての1位でした。
 ちなみに大会を通じての最少得点は、池田夏希多田あさみ秦みずほ(3点)の3人でした。

●1試合最多得点
 (個人)戸田れい「願望図鑑」…17点
 (両選手合計)森下悠里「ボクの彼女」×中川杏奈「ツンツンでれでれ」(10−13)、田代さやか「しなやかさやか」×戸田れい「願望図鑑」(6−17)…23点

 1試合で最も多く得点をたたき出した作品は、戸田が準々決勝で繰り出した「願望図鑑」でした。この点数もリアル甲子園でなかなか見られない、も圧倒的な記録といっていいでしょう。2位はともに準々決勝で発表した中川杏奈「ツンツンでれでれ」、森はるか「妄想届人」の13点です。
 試合全体、つまり対戦した選手の合計での1試合最高は上記の2試合。森下×中川の対戦は、ともに2ケタ得点を記録する大乱戦となりました。
 ちなみに1試合での最少得点は、森はるか「はるか奮闘記」の1点。試合全体で言うと、準決勝の中川杏奈「せつなの恋人」×松金ようこ「爆撃」の合計9点でした(4−5)。
 1試合での得点がゼロ、つまり「完封負け」を喫した選手は今大会いませんでした。

●大会最多得失点差
 戸田れい…25点

 得点と失点の差が一番大きい選手、これも戸田でした。野球の世界では得失点差が大きいチームほど、強豪だとよく評されます。まあ「IV甲子園」の場合は単純な点の取り合いなので、一概にその見方を当てはめるのは難しそうですが、それでも戸田の25点差というのは他を圧倒した数字でした。
 何しろ2位の松金が8点と1ケタ、得失点差がマイナスの選手が16人中過半数の9人に上るわけですから、いかに戸田の数字が傑出しているか分かると思います。2ケタの点差をつけて勝利した試合が複数に上るのは、戸田1人です(2試合)。
 ちなみに大会で最も点差がついた試合は準々決勝の森はるか×原幹恵田代さやか×戸田れいの11点差でした。
 同点延長にもつれ込んだ試合は1回戦の田中涼子×森下悠里成海舞×森はるかの2試合(ともに7−7)。1点差試合は準々決勝の松金ようこ×伊藤えみ(8−7)、準決勝の中川×松金(4−5)、決勝の松金×戸田(7−8)の3試合でした。

●1イニング最多得点
 (個人)伊藤えみ戸田れい…5点
 (両選手合計)田代さやか×戸田れい…6点

 大会前のルール決定で、1イニングで記録できる得点は最大5点に決めていました。その上限まで個人で達したのが伊藤、戸田の2人。伊藤は1回戦の4回裏、約6分に及ぶ濃厚なアイス舐めプレーが印象的でした。戸田は準々決勝の7回裏、上目使いでシャワーをしごくなどこれも納得の攻撃ぶりでした。
 対戦した選手の合計では、準々決勝の田代×戸田の8回裏に記録した6点でした(田代2点、戸田4点)。

●大会最多出品監督
 安倍雄治…10本

 ここで「IV甲子園」陰の主役と言ってよい監督にまつわる記録を振り返りましょう。
 大会全30作品中、最も多くのIVを発表したのが安倍の10本。実に全体の3分の1に上ります。2位は上村知之の6本、3位は中北直の5本となりました。
 余談ですが、大会に発表された作品で最も新作だったのは田中涼子「ほんまに妄想トリップ」(1回戦、安倍)、森下悠里「ボクの彼女」(準々決勝、上村)でした。ともに今年8月下旬の発売です。

●大会最多得点監督
 安倍雄治…76点

 大会を通じての最多得点、これも安倍が1位でした。1本平均7.6点をたたきだした計算になります。2位は上村52点、3位は中北の38点でした。
 ちなみに準々決勝で対戦した田代「しなやかさやか」と戸田「願望図鑑」の2本は、ともに上村が担当した作品。上村はこの1試合だけで23点を挙げたことになります。

●大会最多出品メーカー
 I―ONE…11本

 こちらも大会を陰から支えたと言ってよいDVDメーカーに関する記録です。大会中、最も作品を発表したメーカーはI―ONE。2位は僅差でイーネット・フロンティアの10本。この2社制作の作品が、実に大会の7割に上りました。
 以下、3位は竹書房(4本)、4位エア・コントロール(3本)、同点4位が彩文館と日本メディアブランド(1本)となりました。

●優勝作品・監督・メーカー
 戸田れい「selfish」、ノムラヨシキ、竹書房

 最後は記録というのとは少し違いますが、大会を締めくくった栄誉ある作品ということで、この場を借りてクローズアップさせようかと思います。
 決勝で松金に競り勝った「selfish」は、2009年4月リリースの作品。衝撃的なラストは当時のIVファンの間でも大きな話題となり、グラビア界に復帰して間もない戸田にとって記念碑的な作品であります。
 監督を務めたのはノムラ。「グラビアアイドル監督データベース」によると、「selfish」は監督担当してわずか3作目。モデルの戸田にとっても、ノムラにとっても出世作だったといえるでしょう。
 メーカーは竹書房。大会に発表した作品数は4本にとどまりましたが、ここで老舗の意地を見せました。


 さて、今回をもって「ネコソギIV甲子園シャムロック2011」(これが正式名称です)は、一区切りをつけたいと思います。
 私の見切り発車と力不足で2カ月の長丁場になってしまいましたが、この企画に最後までお付き合いいただいた皆さんに感謝します。
 もちろん第2回も開催するつもりでいますので、その際にはまたお付き合いいただけるようお願いします。
 それではこの辺で…。(文中は敬称略)