今大会の試合結果を各種記録とともにおさらいしたいと思います。
☆1回戦
○山口沙紀 021 205 130 =14
●柏木美里 012 400 203 =12
○多田あさみ 001 010 011 = 4
●橋本マナミ 000 010 101 = 3
○浅倉結希 020 114 010 = 9
●秦瑞穂 102 011 020 = 7
●谷桃子 100 110 210 = 6
○太田千晶 213 220 00× =10
●西田麻衣 001 020 012 = 6
○佐山彩香 003 011 20× = 7
○葉加瀬マイ 103 031 022 =12
●原幹恵 100 210 013 = 8
●鎌田紘子 000 000 000 = 0
○丸高愛実 021 110 01× = 6
●山咲まりな 001 101 101 = 5
○森下悠里 012 030 02× = 8
☆準々決勝
●多田あさみ 102 010 212 = 9
○山口沙紀 010 041 021 = 9
●浅倉結希 011 032 010 = 8
○太田千晶 013 001 13× = 9
○佐山彩香 100 330 211 =11
●葉加瀬マイ 101 001 002 = 5
○森下悠里 012 103 011 = 9
●丸高愛実 101 100 100 = 4
☆準決勝
○太田千晶 011 203 022 =11
●山口沙紀 021 010 020 = 6
●佐山彩香 001 010 001 = 3
○森下悠里 221 010 04× =10
☆決勝
○森下悠里 110 101 320 = 9
●太田千晶 010 020 101 = 5
2ケタ得点を記録したのは6試合、述べ7選手。内訳は太田2、柏木・山口・葉加瀬・佐山・森下です。前回大会(7試合、のべ8選手)よりそれぞれ1試合、1人減少しました。
1点差試合は3試合(多田×橋本、佐山×西田、浅倉×太田)、同点延長試合は1試合(山口×多田)。前回の6試合(同点延長なし)から減少しました。
一方で5点差以上の大差がついた試合は5試合と、前年の4試合より1試合増加しました。ただし最大点差試合は佐山×森下の7点差で、過去の大会(第1回夏11点、第1回春9点、第2回夏13点)と比較すると最も少ない点差となっています。
1試合の最多得点は、両選手の合計では開幕戦の山口×柏木の26点。個人の最多は同試合の山口の14点でした。開幕戦の山口は、今大会唯一の1イニング5得点(6回表)を記録しています。一方の対戦相手柏木は、今大会2ケタ得点を記録しながら敗退した唯一の選手となりました。
大会を通じて最多得点を挙げたのは、優勝した森下の36点。次点は準優勝・太田の35点でした。
今大会の森下で特筆すべきは、その失点の少なさでしょう。合計失点は17で、1試合6点以上失点した試合はゼロ。これは過去春夏2回ずつ開かれたIV甲子園の優勝者の中でも初めてのケースです。また森下の合計失点は、自身の合計得点の半分以下であり、これは第1回夏優勝の戸田れい(得点48、失点23)に続いて2人目のケースとなります。
1回戦の鎌田×丸高はIV甲子園始まって以来の「完封試合」(丸高6−0鎌田)が達成されました。大会通算52試合目、各予選を含めれば72試合目での記録となりました。
イニング別の合計得点は以下の通りです。
1回…13点
2回…20点
3回…34点
4回…22点
5回…34点
6回…25点
7回…19点
8回…34点
9回…24点
最多得点は3、5、8回がタイで並びました。一方で立ち上がりの1回、ラッキー7の7回は10点台にとどまっています。
合計30本の作品を担当した監督の内訳に目を転じますと、最多が安倍雄治・上村知之の各7本。中北直6本、ノムラヨシキ3本、加納典譲2本、野中哲也・嶋公浩・DAIKI IZUMI・川嶋征樹・なかむらのりあきが各1本でした。
優勝監督の栄誉に輝いたのは安倍。4大会目にしてこれまでノムラ、上村、中北が得てきたタイトルを初めて獲得しました。
メーカー別に見てみると、最多がイーネット・フロンティアの10本。I―ONE5本、竹書房・晋遊舎各3本、学研・グラッソ各2本、リバプール・トリコ・ワニブックス・ギルド・スパイスビジュアル各1本という内訳になりました。
優勝メーカーとなったのは森下「めまい」をリリースしたI―ONE。これまで竹書房が2回、イーネットが1回獲得してきたタイトルを初めて得ることができました。
またリリース作品を年別にまとめてみますと、2013年1本、12年11本、11年7本、10年5本、09年3本、08年3本となっています。
さて、記録もろもろをあらかた振り返らせてもらいました。
いよいよ第3回を迎える夏の「IV選手権」に着手していこうと思います。詳細は近日。