無料カウンター

マサトヰシグロシャムロック「G」@100年の共産党

グラビアアイドルのDVDをレビューしていくブログ。

太田千晶「ワタシノイチブブン」(イーネット・フロンティア、監督:安倍雄治)

 かつて「制コレ」という肩書を持ちながら長期間芸能界を休業。遅咲きながらIV界に参戦した太田の復帰2作目のIVである。全編都内ロケらしく海や砂浜とは無縁の作品だが、これもIV界の経費削減の波だろうか。

 前作「相思相愛」(晋遊舎)に続く安倍監督のメガホンということもあってか、撮られ方もかなり堂に入ってきた印象がある。自宅で彼氏との朝食を楽しむシーンでは、ビキニにエプロン姿を披露。のみならず、卵料理をしながら小刻みに尻を揺らして視聴者を魅了してみせる。つかみはOK、というやつだ。

 そんな「助走タイム」を経て、最大の見せ場がやってくる。太田が勤めるオフィスでの撮影だ。
 粛々と残業をこなす太田に、魔の手が忍び寄る。2人きりの職場をいいことに、上司が尻タッチ、スカートめくりの凶行に及ぶ。太田は当然拒否し、「やめてください」となぜか棒読みで訴えるが…かなわず強制ストリップの屈辱を味わうのだ。
 この場面で、心ならずという感じで開脚、四つん這い、ブラ紐外しと次々卑わいな行為をさせられる太田には、えも言われぬエロスが充満している。そもそも太田には、くっきりして大ぶりな目鼻立ち、巨乳に巨尻とオヤジ殺しの要素が満載だ。そんな彼女をエロ上司が辱めるというこのチャプターには、世の中年男性の願望が凝縮されているといってもよい…とは穿ち過ぎであろうか。

 オフィスでのシーンと比べると、作品後半の旅館のシーンは「帯ブラ」などの露出はあるものの、いささか迫力や臨場感に欠けると思う(風呂場でのささやきトークはなかなかであるけど)。そういう意味で今回の作品は課題も多いが、「オヤジ殺し」という自身の武器を確認できた意義深いものがあると思う。
 太田には、『現代』や『ポスト』片手に出勤する世のオジサン連中を悩殺するグラドルとして、ぜひ今後の作品でその持てる潜在能力を発揮してほしいところだ。まあ私もたいがいオジサンなんですけど。