「アイドル☆リーグ」(日本系)で有吉弘行のイジリに耐え、2013年のミスFLASHグランプリを獲得した苦労人である池田が3年ぶりにイメージDVDの新作を放った。監督は竹内諒。
「腐女子」を公言し「ABChanZOO」(東京系)でボーイズラブ企画の講師を務めるなど活動の幅を広げていた池田のグラビア復帰は、うれしい限りではある。しかし復帰作を見てみると、全体的に演技がぎごちない気がしたなあ。
現在のグラビア界は平塚奈菜、多田あさみ、金山睦、戸田れい、大崎由希、駒井まち、内田瑞穂、岩本和子、風羽まきなどと腕っこきの30歳代、40歳代グラドルがゴロゴロいる。彼女たちに比べると、池田は実力的に一枚も二枚も格が落ちるな…と思わざるを得ない。
しかし第3チャプターの風呂場のシーンは良かった。胸の部分に穴が開いた競泳水着を着用した池田は、ブラシで胸をいじられるうちに、意を決したかのようにセクシーショットを披露する。
このくだりでは、池田は戸惑った表情を見せながらローアングルで構えるカメラにおのれの尻や股間を見せつけている。そうした堂々としたグラビアをほかのチャプターでも披露してほしかったが…。
作品全体を見回せば、池田は本作でがっつりとしたマッサージシーンを見せることはなかったし(風呂場や旅館の和室で尻や太ももを撫でられたくだりはあるが)、アイス舐めも舌使いが不調に終わった。グラビアDVD業界に復帰したその心意気は買うが、私が今年上半期の個人的グラビアDVDランキングの記事で語ったように、現在のグラビアアイドルはめっちゃレベルが上がっている。ぜひとも池田には、そうした状況をふまえて次回作ではステップアップを果たしてほしいと願っている。